音程とは、2音間の音と音の距離のことを示します。
私たちの生活では、
家から学校までは1kmです。
家から
駅までは2kmです。
といったように2つの地点の距離をみんなにわかるように数値と単位で表しています。
音楽でも同じように、2音間の音程を数値と距離であらわしています。
これは、決まりごとなのでしっかりと覚えてしまいましょう。
では、本題に入ります。
インターバルを理解するためには、全音と半音の違いを知る必要があります。
全音と半音についてよく知っている人はこのページはとばしてください。
音程というものはピアノの鍵盤をみるとわかりやすいと思いますので、
鍵盤を用意しました。
(#の読み方はシャープ、♭の読み方はフラット。)
上の図から、見てわかるように、
鍵盤は白い部分と黒い部分で分かれています。
白い部分を『白鍵(はっけん)』、黒い部分を『黒鍵(こっけん)』と呼びます。
ここで、半音と全音の違いを説明します。
まずは、半音についてです。
半音とは、白鍵と黒鍵の種類にかかわらず、鍵盤一つ分の音程の差のことを言います。
例をあげると、ドの半音上の音は、黒鍵のド#/レ♭になります。
同じように、ソの半音上の音は?
ソ#/ラ♭となります。
では、ファの半音下の音は?
白鍵、黒鍵の種類が関係ないので、
ファの半音下の音は、ミとなります。
これが『半音』です。
半音についてはわかりましたでしょうか?
次は全音についてです。
半音がわかっていただけたら、全音は簡単です。
全音というのは、半音が2つ分の大きさのことをさします。
見やすいようにまた鍵盤の画像を張ります。
半音の時と同じように考えます。
ドの音から全音上の音は半音2つ分上ということなのでなのでレとなります。
ソから全音上の音は、ラとなります。
では、またまた、
ファの全音下の音は?
半音2つ分下なので、レ#/ミ♭となります。
どうでしょう?わかりましたか?
最後にギターの指板上で見てみましょう。
ギターではとても簡単で、指板のフレット1つ分が半音で、2つ分が全音です。
したの画像を見てください。
上の図では、○の位置からの半音上は△、○からの全音上の音は□、
□から全音下は○。
といったようになっています。
ギターの場合は白鍵と黒鍵のがないので見やすくなっています。
しかし、これが理論にとっていいこととわるいことの両方の特性をもつ楽器になっています。
詳しいことはのちのち。
以上で半音と全音の説明は終わりです。 |